臨床での出来事~リハ拒否②~
こんにちは、おたべです!
昨日の記事の続きです。
リハ拒否のあったPt
どうやらリハビリの時だけでなく、Nsによるケアなどに対しても拒否的な発言が多かった様子。
原因としては、
前頭葉症状のひとつである発動性や自発性の低下、
水頭症による認知機能障害、
そもそもの既往の認知症の症状として、
イライラや状況理解の低下など
が考えられました。
何が原因であれ、
リハビリでの歩行や輪入れなどは
Ptにとって行う理由がない、もしくはわからないことは想像がつきます。
そこで、
食後の歯磨き、朝の整容など
Ptとって行う意味のある作業をリハビリの時間に行うことにしました。
すると初めは拒否的な発言や嫌そうな表情をしたものの
徐々に受け入れが良くなり、日々のルーティーンとすることができました。
同時に表情も少し明るくなり、発話量も増えました。
以上が簡単な流れになります。
改めて、
Ptにとって意味のある作業とは何かを考える良い機会になりました。
また、
手芸やスポーツだけでなく、ADLも意味のある作業となりうることも学びました。